【読書】『万能鑑定士Q』シリーズ ～ 推理・ミステリ小説で一番好きな本

今回は松岡圭祐著書「『万能鑑定士Q』シリーズ」を紹介します。

僕のこの本との出会いは買い間違いがきっかけでした。

時間をもどして、何を買い間違いしたかというと、本にまつわる謎解きを展開するビブリア古書堂の事件手帖（ドラマ化されたよね）の新刊が出たと思って買ったのが、万能鑑定士Qシリーズだったのです。

しかも会社の同僚（小説貸し借り仲間）が間違えて買ってしまって、こっちのほうが面白いってことで出会った一冊でした。

2020年7月にシリーズ最終巻といわれている0巻（バンクシーがでてくる）が発売されて全部で20冊ほどあります。

文庫書き下ろしなので、ハードカバーより安く買えるし、表紙からライトノベル感があるけど、ちゃんとしっかりした小説です。

内容めっちゃ濃いです、大好きです（松岡圭祐作品全般好き！）。

推理・ミステリ小説で、謎解き「探偵もの」だけど、このシリーズは一切「人は死にません！！」

『万能鑑定士Q』シリーズ 書籍紹介

東京23区を侵食していく不気味な“力士シール”。誰が、何のために貼ったのか？　謎を追う若き週刊誌記者・小笠原は、猫のように鋭く魅惑的な瞳を持つ美女と出会う。凜田莉子、23歳──瞬時に万物の真価・真贋・真相を見破る「万能鑑定士」だ。信じられないほどの天然キャラで劣等生だった莉子は、いつどこで広範な専門知識と観察眼を身につけたのか。稀代の頭脳派ヒロインが日本を変える！　書き下ろしシリーズ第１弾!!
平成２７年度　金沢工業大学の入試問題にも使用された大ヒット作！

謎解きはもちろん小説の世界観がしっかり考えられている

僕の知ってる範囲ですが、こんなに世界観がしっかり考えられてる魅力的な作品はありません。

もちろんフィクションなのは違いないんですが、本当にあるっぽい詳細な作り込みがされている作品です。

うまく言語化できない自分がもどかしいですが、謎解きも面白いし、人間ドラマも面白いし、物語も面白いし、薄っぺらくないしっかり調べて作ってる感がある。

だいたい、推理小説って謎解き自体はすごいけど、それ以外はあんまりというか、薄っぺらいというかそんなとこあるんです。

松岡圭祐の他の作品とも薄く世界がつながる

別の記事で紹介しますが、松岡圭祐作品には「万能鑑定士Q」以外にもいくつかあります。

それぞれ面白いんですが、どのシリーズも薄くつながってて主人公が出張で他のシリーズに出てきたりします。

松岡圭祐自身の作品内でコラボができるようにしっかり世界観を作ってる証拠なんです。（もちろんあと付けなとこもあるでしょうけど。）

でね、しかも新刊が隔月くらいの間隔で発売されるからどんなけすごいねん！ってね。

まとめ：『万能鑑定士Q』シリーズ ～ 推理・ミステリ小説で一番好きな本

今回は松岡圭祐著書「『万能鑑定士Q』シリーズ」を紹介しました。

僕のこの本との出会いは買い間違いがきっかけでした。

買い間違いがなければ、人生の半分損してるとこだった（もちろんたとえですがそれくらい面白い！！）。

松岡圭祐作品って、推理小説だけじゃなくて、ジャンル幅広いんです。

なので、人間ドラマとか、世界観の設定とかがしっかりしてるんだと思います。

驚くことに歴史小説作品までありますから。（「黄砂の籠城」これもめっちゃくちゃ面白いですよ！）

ITエンジニアって論理的思考が必要なのでこの作品から思考に刺激を与えるのもいいと思います。

ストレス発散に謎解きはもってこいだと僕は思うのでぜひ読んでほしい！