【読書】『特等添乗員α』シリーズ ～ ミステリ小説なのにラテラル・シンキングが身につく本

今回は松岡圭祐著書「『特等添乗員α』シリーズ」を紹介します。

万能鑑定士Qシリーズも紹介しましたが、こちらも人が死なないミステリの最高峰として楽しめる一冊！

【読書】『万能鑑定士Q』シリーズ ～ 推理・ミステリ小説で一番好きな本今回は松岡圭祐著書「『万能鑑定士Q』シリーズ」を紹介します。「人の死なないミステリ」の代表と言っても過言ではない本シリーズ。謎解きだけじゃなく、魅力的な世界観がきっと好きになる良書です。...

万能鑑定士Qシリーズとは姉妹作品として、主人公同士が作品内でともに登場します。

小説自体は僕が大好きな松岡圭祐氏の描き下ろし単行本作品なので、お財布にもとても優しい！

ジャケットだけみると、ラノベ（ライトノベル）っぽいですが、ラノベではありません。

内容はめちゃくちゃしっかりしてます。

雑学がたくさん出てきて、かつ表題にあるようにラテラル・シンキングが身につく本でもあります。

参考サイトWikipedia

※wikipediaの水平思考のページにも、特等添乗員αがリンクされています！

『特等添乗員α』シリーズ 書籍紹介

掟破りの推理法で真相を解明する水平思考──ラテラル・シンキングに天性の才を発揮する浅倉絢奈、22歳。新人ツアーコンダクターとして国内外を飛びまわる彼女は、旅先で発生するトラブルから難事件まで、予想もつかない手段で瞬時に解決する。中卒だった彼女は如何にして閃きの小悪魔と化したのか？　鑑定家の凜田莉子、『週刊角川』の小笠原らとともに挑む知の冒険、ここに開幕。人の死なないミステリ最高峰、αシリーズ第１弾！

謎解きはもちろん小説の世界観がしっかり考えられている

僕の知ってる範囲ですが、ミステリ小説でこんなに世界観がしっかり考えられてる作品は松岡圭祐作品以外ありません。

もちろんフィクションなのは違いないんですが、本当にあるっぽい詳細な作り込みがされてるというか。

うまく言語化できない自分がもどかしいですが、謎解きも面白いし、人間ドラマも面白いし、物語も面白いし、薄っぺらくないしっかり調べて作ってる感がある。

だいたい、ミステリ小説って謎解き自体はすごいけど、それ以外はあんまりというか、薄っぺらいというかそんなとこあるんですけど、そうじゃない一冊。

ラテラル・シンキングが楽しみながら身につく

小説の冒頭で、ロジカル・シンキングによる失敗のケースから始まり、ラテラル・シンキング（水平思考）の必要性（どんな思考なのかの紹介）を問うところからはじまります。

ラテラル・シンキング、言い換えるとインチキな考え方や、チート思考など悪いたとえの言い方が多い中、ハック思考とカイゼンプラットフォームの須藤さんが出された本が良いたとえの言い方を発見されています。

昔からあるちゃんとした思考法なのに、「ズル」として認識されている傾向があり悪いことするひとが使う思考法として位置づけられていませんか？

主人公、浅倉絢奈とともに、人に役立つラテラル・シンキングを身に付けることができるシリーズです！

まとめ：『特等添乗員α』シリーズ ～ ミステリ小説なのにラテラル・シンキングが身につく本

今回は松岡圭祐著書「『特等添乗員α』シリーズ」を紹介しました。

万能鑑定士Qシリーズも紹介しましたが、こちらも人が死なないミステリの最高峰として楽しめる一冊！

万能鑑定士Qシリーズとは姉妹作品として、主人公同士が作品内でともに登場します。

異なる作品内で、主人公がコラボするのは松岡圭祐作品の醍醐味！

読んで損はない1冊（1巻読むときっと全部読みたくなります！）

2021年2月に7年ぶりに新作も発売されるのでそれまでに手にとってみてはいかかでしょうか。

ラテラル・シンキングでひらめく、頭を柔らかくする思考は、ITエンジニアにも備える必要があると思います。

それにストレス発散に謎解きはもってこいだと僕は思うのでぜひ読んでほしい！